ソウルケージ

ふふふ、また読み終わった。これで文庫の未読はなくなったので、通勤用に買いに行きたいところだけど、我慢。

単行本未読多数。

明日からは少々重いけど、単行本を持って通勤。

で、ラスト文庫はこれでした↓

孤独か、それに等しいもの (角川文庫)

孤独か、それに等しいもの (角川文庫)

全体に暗めで、やや元気を取り戻して終わる話ばかり。いちばん私にぴったり気持ちが寄り添えたのは『ソウルケージ』

嫌な事、辛い事、淋しい気持ち、全部この籠に閉じ込めよう。

「君の中にいる傷だらけの熊を、なだめすかして、籠の中に静かに寝かしつけておくんだ。大切なのは熊を怖がらずに飼いならすこと」
「そお、誰の心の中にもいる」

私もずっとこの熊に怯え、気づかないフリしてた気がする。(ただお話の中では、この先生はとんだ食わせ者である事が判明するのだが)

私の場合、籠の中に閉じ込めた熊がどんどん大きくなって、手に負えなくなってきたのがわかってても甘やかした結果が、病気ってゆぅ答えだったのかと。

熊が出て行った籠の中はからっぽ。

空っぽになってもなんとかやっていけるのは、あなたのおかげ。