達人への道

10日後の入院手術の為、昨日は朝から病院。手術用に採血、心電図、肺活量、胸のレントゲン等の検査。


採血。
この1年間どれだけ採られたかわからないのに、いまだ採血現場を目視できません。おもいっきり顔を背けてるせいか「大丈夫ですかぁ〜?」って聞かれる事も多いですが、平気です。(自分の体から血が吸われる様子を見たくないだけなので)


ただ採血室にちょっと気になる人がいます。


過去、私の腕の血管から血が採りにくいと言われた事はありません。それなのに1回だけ「ごめんね〜、痛くない?ごめんね〜、採れなかったから他の人に代わるね」って言われた事があります。そのあと当然サクっと採血。


先月も私が採血してる隣から聞いたことのある声が・・・・・。
「うぅ〜〜ん、血管見えないねぇ〜、採りにくいって言われる?反対の腕見せて」だって。(患者さんぽっちゃり系)


か、彼です。(若い先生じゃないのに、なんで採血してるのって雰囲気)


昨日も隣から「あぁ〜、なんか失敗しそうだなぁ〜、痛くしちゃうかも・・・」だって。(患者さん60〜70才ぐらい)オイオイ「失敗しちゃう」って聞きたくないんですけど・・・・。


なぜにそんな採血ベタなのか。


私の時を例にあげると、いつも採ってる太い血管ではなく、細い血管に針を刺した跡がありました。きっとベテランの域に入ってて、簡単に採れる血管では満足しないんでしょうね、自分の技術を高める為、わざと細い見えにくい血管を狙う、採血スペシャリストを目指していると推測します。技術をモノにするには多少の失敗はつき物だから・・・・・


書きながらそんな事あるわけないじゃん、って思ったけど、ひょっとしたらそぉーかも、なんて思ってしまう自分が怖い。


とにかくこれからも彼に採血されるのはイヤです。
だけど選べないからいつか彼に採られる日がやって来ます。


その時は「この血管から採ってください」ってリクエストします。はい。