いい加減自分のしつこさに驚きつつも、やっぱり好きなのよ。
『yom yom』の中に見つけた、梨木香歩さん『家守奇譚』の新しいお話。「クスノキ」「オオアマナ」「露草」「サナギダケ」「サギゴケ」「梔子」
これは単行本には載ってないお話ばかりで、懐かしい世界を彷徨いはじめたよ。
何と説明してよいのか私の言葉足らずで、うまくこの本の感覚が伝えられないのが、もどかしい。
淡々と日常の話が書いてあるだけなのに、振り返るとまったく違う世界が広がってて、とても良い気分になる。
そして、読んだあと木や花を愛でるようにもなれる。