のほほん女
喉頭癌の彼女の調子がよくありません。痛みがひどくなってきてるようです。彼女は今、免疫力アップの治療をする為、痛み止めの薬が飲めないそうです。(自分の血液にNK(ナチュラルキラー)細胞増殖させて体内に戻す作業を全6回、治癒率0.1%、治療費全額負担の為260万)
そのせいか今日は話すことも辛そうでした。このまま進行すると食事の時に誤嚥したり、呼吸ができなくなったりするそうです。そんな状況でも一人暮で親元へ帰ろうとしません。
だけど親の為にまだまだ生きたいって言ってます。
よくわからんです。
その彼女の話から上司が「eruerup君は苦労してないし、遊びほうけてきたから、やり残してることもないだろう?」だってさ。
またかよ。(やっぱ癌であった事は忘れられてる?それとも癌じゃなかったって思われてる?確かに本人は癌になった事が悪い事だとの想いがないので、こぉ思われても仕方ないかもしれませんが)
そんなに苦労してないのかしら?私。
苦労してないんじゃなくて、苦労してるように見えないだけじゃないの?って言いたいぜ。
なんだよー、あんまり言われると、ホントに苦労知らずの鈍感女なんだなって落ち込むじゃないか!!
私から言わせてもらえば、彼女は結婚だってしてたし、子供だって産んでたし、そのあとはどうであれいっぱい楽しい思いしてたじゃん。
それをさ、なんで何にも知らないオヤジに比べられなきゃいけないのか、わけわからん。比べてもいいが、口に出すな!
あ、でも、いや、わからんことなかった、私はかわいくない、頼らないからな。
だって頼る必要ないもん。会社で弱った顔なんか見せるもんか!!ぜってーい見せない。
私は強い、強いんだから。